通常のカラーをしているお客様から
「そろそろ白髪染めしないとダメかな?」っと
きかれることがあります。
カラーに関しての質問でも
ヘアカラーと白髪染めの違いをきかれます。
さて、昔は「お洒落染め」と言っておりましたが
これは白髪を染める目的でなない
現状よりも明るくするカラーをさしておりました
これは一昔前はカラーといえば白髪染めで
ブリーチといわれる髪を明るくすることは
若くても大人でも不良のように言われあまり歓迎されることでは
ありませんでした。ですので「カラー=白髪染め」でしたが
現在のようにヘアカラーすることが普通になってくると
ヘアカラー=お洒落染め であり
白髪染めは特定の目的のカラーのような位置づけになった気がします。
さて、この白髪染めとお洒落染め
なにが違うのか?もちろん目的が違うのですが
ヘアカラー剤にも違いがあります。
ざっくり言いますと
ヘアカラー剤はブリーチ剤(髪の色を抜く)と染色剤(髪に色をつける)
この二つが入ってます。
黒くそめる白髪染めの薬にもブリーチが入ってます。
こう言うと白い毛に色を入れるのになんでブリーチが必要なのか?と
なりますが、確かに白髪一本だけを考えるといりませんが
頭全体を考えると黒い毛も白い毛も混在しておりますので
ただ色が入る薬ですと黒い毛がもっと濃くなってしまい
色ムラがひどくなってしまうのです
このブリーチと染色剤の割合が
2:8とか5:5とか白髪染めほど染色剤の割合が高く
明るくするカラーほどブリーチ剤が多いわけです。
矛盾といえば矛盾なのが
たとえば明るくしたいけどハッキリした色にしたいと
思った場合、そもそも染色剤の量が少ない明るくするカラー剤ですと
色素の量が足りません。
さてどうしましょう。
ここでダブルカラーとかカラーの調合や塗るタイミングとか
いろいろな技法が必要になるわけです。
白髪100%ならブリーチいらないのではないか?
すでに明るい髪の毛にそんなにブリーチいらないのではないか?
そうなんです。ですから美容室には数種類のヘアカラーがあり
状況や希望によって薬の種類を使い分けるのです。
最近ではメーカーさんの企業努力もあって
昔よりも明るく白髪を染めることも出来るようになってきて
以前よりもお洒落染めと白髪染めの垣根はハッキリしたものでは
ありません。
カラーにも通常のカラーから低刺激カラー
酸性カラー、ヘアマニキュア、ヘナなどミクニには種類が豊富です。
ポイントカラーやプレピングといった技法もあります。
どのタイミングでどんなカラーをすればいいのか?
迷ったらいつでもご相談下さい。