先日、ヘアドネーションをするお客様の髪を
バッサリと50cmほど切らせていただき
そのうちの35cmくらいをお持ち帰り頂きました。
ヘアドネーションというのは
病気の(薬の)影響で髪を無くした
子供達に安価や無償で医療用のウイッグを提供する支援行為です。
特にお子さんの場合、子供用の医療用のウイッグはあまりなく
また、需要が少ないこともあってか、かなり高額です。
そうなると、金銭的な問題からウイッグをあきらめ
帽子などで過ごすしかなく
それは本人のみならず親御さんの精神面にも大きな負荷となります。
そんな方々へ素材である髪の毛を寄付して頂きその髪の毛からウイッグを
つくって提供するわけです。
提供する場合、大体30センチ以上が目安になります。
ミクニでは現在、特定の団体との提携をしておりません。
提携を考え、いろいろ調べているうちに思ったのが
「このいろいろ調べて、ここならばと選ぶところも需要なのではないか?」と
いうことです。
切ってもらってあとよろしくね。といった気楽さも普及の為にはいいと思うのですが
僕ら一つのサロンではその数はそれほど集まるわけではありません。
だったら、寄付する行為そのものにその方の愛や想いをしっかり乗せることが
重要なのではないか?と感じるのです。
自分で決めて自分で贈る
その行動の一つ一つに想いをのせるから
一つの行動が尊いものになる気がするのです
30cm。定規一つ分ですが
ここまで伸ばすのに平均で3年はかかるでしょう。
さらに30cm切ってスタイルをつくるとしたら全体の長さは40cmはいります。
時間をかけて伸ばした髪の毛
時間をかけて自分の納得する寄付先を選んでみるのはいかがでしょうか?
ただ、髪を素材として無駄なく切るのはプロである
いつもいっているサロンにお任せ頂ければと想います。